女の心意気がかっこいい映画「阪急電車 片道15分の奇跡」

私の好きな映画ベスト3に入る日本映画。

この映画について配給さんの方と話した事がありますが、

配給さんでも好きな方多い作品だそうです。

大ヒットまではしませんでしたが、作品としてはとてもいい作品とおっしゃってましたね。

映画のプロが好きな作品。

原作は人気作家有川浩さん。

阪急電車という一つの路線を通して描かれるオムニバスストーリーです。

「人はみな色々やりきれない気持ちを抱えて生きている・・・

少し落ち込んだ時や日常に疲れた時、作品を通して女の心意気とか

人生の吉備とか・・・

見終わった後に明日もがんばろっと、女性だけではなく男性も

勇気をもらえる人が多い映画だと思います。

※ネタバレご注意ください。

 

解説

「フリーター、家を買う。」「図書館戦争」などで知られる
人気作家・有川浩の原作小説を映画化。兵庫・宝塚市の宝塚駅から西宮市の今津駅までを結ぶ阪急今津線を舞台に、婚約中の恋人を後輩社員に奪われたアラサーOL、恋人のDVに悩む女子大生、息子夫婦との関係がぎくしゃくしている老婦人らの人生が交錯する。片道15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々を描くヒューマンドラマ。

主演:中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、芦田愛菜

監督: 三宅喜重

2011年製作/119分/G/日本
配給:東宝

 

引用:東宝オフィシャルサイト

 

くみシュランPoint①今思うと・・・豪華俳優陣ばかり

 

この映画、当時はブレイクしていないけど今の日本映画界を代表する有名な女優俳優陣の出演がとにかく多い。ちょい役も知ってるタレントさん多し。

まずは、ファーストカットから出てくるのは主演の中谷美紀さん。

そして、その彼?正確にういうと最低な彼氏役には、こののち大飛躍される、

当時はまだ駆け出しだった鈴木亮平さん、

そして、その中谷さんの後輩で彼を奪う恋人役には安めぐみさん

(当時のイメージ的にはぴったりの嫌な役だった)

そして、宮本信子さん(とにかくかっこいい)

孫役に芦田愛菜ちゃん(当日は大人気子役)

そして、戸田恵梨香さん、売り出し中だった有村架純さん。

南果穂さん、勝地涼さん、相武紗季さん、玉山鉄二さん、谷村美月。

脇役にも故・大杉蓮さんが出ていたり、この人見たことあるって方が、

とにかく沢山出演しています。

 

みシュラン Point②女性必見!心に響く台詞

 

とにかく、女の心意気が感じられる台詞、シーンがいっぱい

まずは、新郎を寝取られた中谷さんが、白いドレスで結婚式に参加。

新郎が美しさに見惚れるシーン

「お幸せに」

よしっ!!女性ならその勇気にスカッとしますよね。

このほかにも女の心意気が感じなれる行動があり、スキッと爽快感感じられます。

さらにこの映画、主人公たちの台詞もかっこいい。

宮本信子さん演じる老夫人の台詞、宮本さんがはまり役で

ご自身の言葉みたいで筋が通っていて、私もあんな女性になりたいって思います。

 

ちなみに私が好きな台詞は。

「泣くのはいい。でも、自分の意思で涙を止められる女になりなさい」

深い〜。

 

くみシュランPoint③たまたま出会った他人に救われる事もある

映画では、阪急電車という1つの路線を軸にして

たまたま出会った他人同士のちょっとのお節介で連鎖が起こり、

数珠つなぎのように人が救われていく。

 

最初の中谷さん演じる女性も、元カレと後輩の結婚式に乗り込んだ

後の辛さを、宮本信子さん演じる女性の

「討ち入りの成果はどうだったの?」

と話しかけられた事で救われていき、前を向けるようになります。

 

自分の事を知らない人だから本音を吐露した事で救われるし

アドバイスを素直に受け入れる事ができたのではないのでしょうか。

 

たまたま電車で一緒になっただけの人に救われる事がある。

人生にはこんな事ありますよね。

 

落ち込んで旅に出た先で出会った人や

偶然隣合わせになっただけの人の言葉になぜか救われたり、

元気をもらえたり、そっと背中を押された経験、

皆さんにはありませんか?

何も関係ない人へのお節介が人を救う事がある。

 

そう。私はこの映画の最後のこんな台詞で明日も頑張ろうと思いました。

「あなたみたいな女の子はこれからきっといっぱい損をすると思う。

でもね、この世界にはあなたの事ちゃんと見ている人はいるから。

だからがんばれ!」

 

この記事を書いた人

塚本 くみ子

メディア界での豊富な経験を活かし、現在は多彩な分野で活躍するコミュニケーションのプロフェッショナル。北陸朝日放送(テレビ朝日系列)にて約20年にわたりアナウンサーとして第一線で活躍。その間、番組制作や会社広報、イベントプロデュース、営業、新規事業開発など、放送局の様々な業務に携わり、幅広い実務経験を積む。
2020年の独立後は、その経験とネットワークを活かし、学校・官公庁・企業での講師・講演活動を精力的に展開。特に北陸地域の中小企業の広報支援や、自治体・企業のブランディングイベントのプロデュースを手がける。
また、社会貢献活動にも力を注ぎ、乳がん啓発を目的とした「かなざわピンクリボンプロジェクト」の立ち上げや、保護猫活動など、地域に根ざした社会貢献事業を積極的に推進。企業としての社会的責任を重視し、起業時からの目標であるコーポレート・ギビング(企業の社会貢献活動)の実現に向けて着実に歩みを進めている。