アフターコロナは偏見がない世の中になりますように 生田斗真主演 映画「彼らが本気で編むときは」

皆さんこんにちは塚本くみこです。

今日はちょっと最近になっている

「コロナにかかってしまった人への偏見」や
医療従事者や家族への偏見」

というニュースを見て感じたこと。

そして、その話を聞いて私が思い出した作品を
紹介したいと思います。

その作品は桐谷健太さんと生田斗真さんの
ダブル主演で数年前に上映された

「彼らが本気で編むときは」という作品。

トランスジェンダーをテーマです。

荻上直子監督がアメリカに住んでいた時に、

LBGTの人たちが普通に暮らしていたのに、
日本に戻るとそういう風景がほとんど見られないことから、

この映画を作ろう決めたと言う作品です。

 

日本は海外に比べるとやはりLGBTの人たちの理解が浅く、

また偏見などが色濃く残ってて
そんな方々に取っては、
生きにくい国である事は確かです。

この作品は世の中にある偏見を

とっても優しい気持ちで表現している素晴らしい作品です。

この作品に多くの人が触れることによって、

LGBTへの理解、

そして病気になった人への偏見など、
日本からも少しでも「偏見」と言う感覚が

なくなることを願いたいです。

 

 

解説

「かもめ食堂」の荻上直子監督が5年ぶりにメガホンをとり、トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ。

生田斗真がトランスジェンダーという難しい役どころに挑み、桐谷健太がその恋人役を演じる。11歳の女の子トモは、母親のヒロミと2人暮らし。ところがある日、ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。ひとりぼっちになったトモが叔父マキオの家を訪ねると、マキオは美しい恋人リンコと暮らしていた。元男性であるリンコは、老人ホームで介護士として働いている。母親よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いを隠しきれないトモだったが……。

2017年製作/127分/G/日本
配給:スールキートス   

                            引用:映画com

 

くみシュランPoint①生田斗真の演技光る

この作品は生田さんにとって、

ターニングポイントとなる作品だなぁと感じました。

生新境地と言う名にふさわしい作品で見事に

このトランスジェンダーの女性を演じきっています。

当時のインタビューで生田さんは

「お父さん役をやったことないのにいきなりお母さん役です」

と笑ってらっしゃったのが印象的でした。

男性の俳優さんにとってトランスジェンダーの女性を演じるって
すごく難しいって事は想像つくんですけれども、

よくこの役に挑戦したなぁって思いました。

ご自身ご友人にもLGBTの方がいらっしゃるので
、その人たちへのオマージュも込めて作品に出たとも・・・。

主人公の生田さん演じると言う女性は

まきおと言う桐谷健太さん演じる男性が

一目惚れして交際がスタートする

そんな魅力的な女性です。

確かにジャニーズ出身ですからお顔もキレイなんですけれども、
やっぱり生田さんご自身身長も高いですし、
体も鍛えてらっしゃるので、
正直限界あるのでは?大丈夫なのかなぁ

って、思っていました。

しかし、作品を見た途端に払拭されて、
作品中盤にはこの女性としかみられなくなりました。
女性よりも女性らしく、

か弱く、

優しくてしなやかな女性です。

撮影当時生田さんは、
帰宅してもスカートをはいたり
マネキュアをしたりと、

りんこであることに、
徹底していたと言いましたが

役者さんってすごい!!

作品をご覧になったらわかると思うんですけれども、

何度もいいますが、見進めているうちに

あれ生田斗真さんが演じている??

ということを忘れてしまうほどの名演技でした。

 

くみシュランPoint②優しくなれる

この映画のテーマトランスジェンダー。

正直私の周りにはまだあまりそんな方がいらっしゃらないので
、ピンと来ていない部分があるんですが、
日本ではLGBTに対する理解が海外に比べて
低いっていうのはわかっています。


なのでそういう方にとってはとても
この国は生ききづらいんだろうなぁと思います。

実際私も周りにこんな方がいたら、

どうだろって。

比較的、小さい頃から、
色々な人たちの環境で育ったので、大丈夫って自信はあっても

最初はちゃんとできるかわからないですよね。

でもこの作品を見ることでそういう人たちを
私たちが理解を示すことで、
特別なこととして見ないことで普通に
穏やかに暮らしていけるようになればいいなぁって思います。

 

くみシュランPoint③コロナに見る偏見

 

今回のコロナ関連の偏見、誹謗中傷などをみると、
日本は偏見とか多いなって感じてしまいます。
ある人が言った言葉が印象的でした
「日本は昔から差別文化だから、
そういうことがまだ根深く残ってるんだよね、特に地方には・・・」
と。

最初の頃に、コロナになっただけで、
学校を転勤したり、職場にいずらくなったり
引っ越したという話も地方では少なくなかったとか・・・。

海外・ヨーロッパとかではコロナに感染した
マンションの住民が帰ってきただけで

拍手で迎えてたりしていたそうです。
追い出すと真逆です。

コロナに関して言うと、
自分でどれだけ防いでいてもなってしまうこともありますし。

まして
医療従事者の方は患者を助けるために懸命に頑張っていて

家族にうつさないように自宅に帰らないお人もいるのに、
そんな人たちや家族を

遠ざけたり・・・。

本当にやるせないです。
他にも、住んでいる土地が都会だと、やはり感染リスクも多い。

満員電車だって会社の体制次第では乗らなきゃいけない。
それは自らが選んで、夜の飲み会とかにいくわけではなのに

一部の人の感染数だけを切り取って
その土地のことを悪く言ったり、かかったことを悪く言ったり。

それは少し違うような気がします。

だってこの病気に関しては、

自分で一生懸命防いでいてもなってしまうこともあるから。

 

自分もある日

突然差別を受ける立場になるかもしれないんです。

 

だからそういうふうに考えてしまう気持ちは

わからないではないけれども。

明日は我が身と思って、

そのような方たちを偏見の目で見るのはやめてほしいです。

 

ヨーロッパの人達のように大きな心で受け入れて包みたいですよね。

拍手まではいいけど、
戻ってきたとき、優しい思いやりの言葉でもかけてあげられる人が

増えてると素敵ですよね。

いつか、日本から世界から、
偏見や差別がなくなればいいなぁって切に願います。

この記事を書いた人

塚本 くみ子

鹿児島生まれ。小さい頃から体が弱く体力もない、幼少期。
小学三年生の時、父の仕事の都合で3年間奄美大島へ。ここで運命が動く。虚弱体質だった少女は自然と太陽がいっぱいの精霊の島で過ごすうちに元気になり、自信をみるみるつけていく。好奇心旺盛ポジティブモンスターの誕生★学生時代は父の仕事の都合で、鹿児島→長崎。その後、大学で上海へ。
広島→石川県のテレビ局でアナウンサー・レポーターとして約20年(現在は一般職)報道から情報番組グルメ番組などのMCを務める、映画関連の番組は業界に入ってからずっと、20年間担当。(現在も担当)元々アジア映画が好きで中国の大学に進んだ経緯もあり。もし、アナウンサーにならなかったら、映画配給会社の宣伝か獣医になりたかった。
映画の番組へのスタイルは一貫して、作品を観て、自らインタビュー取材もするスタイル、その間インタビューさせていただいた方は、ハリウッドから日本映画界まで監督・俳優約200名以上。私の財産です。
年間プライベートも含めて200本以上は観賞。自他共に、認める映画マニア。

そして「食」。食に関しては業界でも聞かれるほどのグルメ。高級なもの方B級まで。食べるのは作るのも食べるのも好き。本人のお店を決める基準はコスパ重視。石川県のゴールデンタイムのグルメ番組を担当していたこともあり、県内のお店には詳しい。プライベートでも、美味しいお店があると聞けば友人とグルメパトロール。また、作ることも好きなので、和食からイタリアンまでプロの料理人に料理を習い、自宅でも食べることを楽しむ。日本だけにとどまらず、美味しいお店を探してのグルメパトロールはヨーロッパやアジアへ。そして、旅行先では必ず現地の料理教室に通い、徹底的に食を楽しむ。
また、番組でも定評があったのは食べる所作の美しさ。これはマナー教育の賜物。実は、国際プロトココルマナー講師の資格を持つ(世界で通用するマナー)現在はセンスを磨くために国際イメージコンサルタントの資格に向け勉強中。自分に栄養を与えるのが大好き。人か喜んでくれることも大好物。
また、海外の大学在学中に学んだ漢方の知識を生かして、薬膳料理の資格も取得。(一昨年は、台湾でショートホームステイし、薬膳料理のブラッシュアップも)また、最近はサプリメントも勉強中。食だけでは補えない栄養素のを学び中。